お客様が以前購入された帽子を藍で染め直してほしいともってこられました。百貨店に行けば必ずショップがあるほど有名な某ジャパンブランドの帽子です。藍で染めるにはまず精錬をしなければいけません。お願いしてお客様自身でも熱湯で精錬していただきお持ちいただきました。工房でも一応６０℃のお湯につけて染めの準備をしようとしたら、色が出るわ出るわ、止まりません。百貨店基準の堅牢度検査はされたのでしょうか？？？写真右側が化学染料で染めたその帽子。ちなみに左側は天然染料の阿波藍で染めた弊社サイクルキャップです。熱湯につけても色は全くでてきません。本藍染めは色落ちはしないのです。逆に色落ちがひどい化学染料のなんと多いことか…　汗をかいて額に化学染料がついてしまいかぶれてしまったらいやですなぁ。