STUDIO N2

2020/07/17 01:04

藍で染めた生地でサイクルキャップを作りはじめて1年くらい経ちましたが、デザインのバリエーションも増えてきました。ですが、なかなか製作時間がとれずSold Outの状態が続いてしまいます。サイクルキャップを作るのはとても好きで、デザインを考えて、自分のイメージ通りのキャップが仕上がった時は最高の気分になります。キャップの作業工程は、生地を藍で染めることから始まりますが、染めだけで数日かかり、乾燥後帽子の型紙通りに裁断します。その後パーツごとに1枚1枚型抜染でロゴを抜いていきます。これもロゴの型を手彫りなんかしてしまい、のりの乾燥含め2日以上かかることもあります。そこから縫製にはいりますが、これも特殊ミシンがあるわけでもなく、ちょっと古めの直線縫いミシンとロックミシンで、ゆっくりゆっくりステッチが外れないように確認しながら、縫っていきます。今までに幾度となく失敗をくり返し、染めてロゴまでいれたパーツを台無しにしてきました。失敗をした時は目の前が本当に真っ暗になります。この製作に費やした数日はいったいなんだったのかと。。。。だから常に注意深さを心がけ、真剣勝負で縫製に入ります。最近はなんとか失敗も減ってきました。でもまだまだ仕上がりには満足がいっていない自分がいます。デザインから商品の完成まですべて自分の手で完結できる、なんてしあわせな仕事だろうと思いますが、楽しくもあり、大変なことしてるなあとつくづく感じる今日この頃です。。。